三嶋大社は大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神[つみはやえことしろぬしのかみ]、御二柱の神を総じて三嶋大明神[みしまだいみょうじん]と称しています。大山祇命は山森農産の守護神、また事代主神は俗に恵比須様とも称され、
福徳の神として商・工・漁業者の厚い崇敬をうけます。

嶋神は東海随一の神格と考えられ、朝廷の尊崇を受けてきました。平安時代中期「延喜の制」では、「名神大社」に列せられます。平安時代の末、伊豆に流された源頼朝は深く崇敬し、源氏再興を祈願しました。神助を得てこれが成功するや、社領神宝を寄せ益々崇敬することとなりました。
頼朝の妻、北条政子奉納と伝えられる国宝「梅蒔絵手箱 及び 内容品 一具」は、当時の最高技術を結集させたものとしても有名です。源頼朝旗挙げ成功以来、武門武将の崇敬の社としても広く知られます。
その後、明治4年の近代の社格制度では、官幣大社に列せられ、平成12年には、本殿・幣殿・拝殿が国の重要文化財に指定され文化的価値の高さも認識されています。
本殿・幣殿・拝殿、三つの建物が連なる複合社殿で総けやき素木造りで、伊豆の名工小沢半兵衛・希道父子一派による彫刻は高い完成度を誇っています。

神門(しんもん)も、御殿・舞殿と同じく小沢派による精緻な彫刻が施されております。国天然記念物指定である、樹齢1200年と推定される金木犀が甘い香りを放っておりました。
腰掛け石(こしかけいし)(源頼朝が源氏再興を祈願した際、腰を掛けて休息したと伝える石と北条政子が腰掛けたと伝える石)などもあります。また芭蕉の句碑があり1694年5月14日、三嶋明神に参詣した芭蕉が詠んだ句があります。
どむみりと
楝や 雨の
花曇り
江戸に残してきた病床の妻「すて」の身を案じて詠んだ句だそうです。また戦後再建し一部改造の上芸能殿として保存している芸能殿(げいのうでん)や神鹿園などがあります。子供が鹿に鹿せんべいをあげていました。

宝物殿があり北条政子奉納と伝える蒔絵手箱(国宝)。鎌倉時代の漆工芸品を代表する優品で、入念に漆を塗り重ね、金粉を濃密に蒔きつける沃懸地(いかけじ)の技法により豪華に仕上げられています。
立派な総門(市指定文化財)があります。正面は3間で、中央の1間が通路となっています(三間一戸)。中央の柱間は広く取られ、梁の下に太いしめ縄がかかっています。

参道の左右に神池があり中ほどに厳島神社がありました。北条政子が勧請したと伝えられ、家門繁栄・商売繁盛・安産・裁縫等の守護神として信仰されています。

三嶋大社本殿から入り口にあたる正面鳥居までを紹介してきました。三嶋大社正面の鳥居

三嶋大社の動画
三嶋大社を後にして近くにある楽寿園に来ました。楽寿園の入園口です。

楽寿園は、広さ約7.8万平方メートルの自然豊かな公園です。明治維新で活躍された小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営され、昭和27年から三島市が運営しています。園内は、国の天然記念物及び名勝に指定されている小浜池やせりの瀬などの天然な泉と自然林からなる庭園、京風高床式数奇屋造りの「楽寿館」、約1万年前の富士山の噴火で流れ出た「三島溶岩流」をご覧いただくことができます。この他にのりもの広場、郷土資料館などがあり、レッサーパンダやカピバラ、アルパカなどがいるどうぶつ広場もあります。
小浜池の水位も112㎝でした。

楽寿園の小浜池は、富士山などからの地下水が湧き出る三島を象徴するスポットです。小浜池(こはまがいけ)と周囲の自然林・植生を含む庭園は、1954年(昭和29年)に国の天然記念物および名勝に指定されました。小浜池の流れは美しく

美しい小浜池の流れは見る目に優しく気持ちの安らぎます。その向こうに見える楽寿館が目を引き、いい感じにはえています。



楽寿館は明治23年、小松宮彰仁親王の別邸として建てられました。邸宅は、江戸時代に完成した数奇屋造りの様式を備え、京風建築のすぐれた手法を現在に伝える明治期の代表的な建造物であり、庭園と一体化するように構成されているようです。
楽寿館の見学をすることもできます。
楽寿館の見学情報
小浜池の流れはどこに続いているのでしょうか?
源兵衛川
水の都 三島を代表する水辺スポットです。
源兵衛川は三島駅から徒歩5分にありながら、初夏の夜にはホタルが舞う美しい流れです。試しに湧水に足をつけてみました。とても気持ちがよいです。せせらぎの音を聞きながら歩いていると自然と気持ちが落ち着きます。川沿いには木道や飛び石が整備されていて、水のすぐ近くを歩けるのが特徴です。




この水辺は5月下旬〜6月上旬頃はホタルが見られることもあります。
源兵衛川をあるいてゆくと水の苑緑地(みずのそのりょくち)に着きます。源兵衛川の中流部にある、トイレや水飲み場なども整備されている、約3,200平方メートルの野鳥がさえずる自然豊かな親水公園です。
このように木道や飛び石木道を渡ってゆくとその先は中郷温水地公園があります。

中郷温水地公園は湧き水を稲作用水として利用するために水を温める池として、昭和28年(1953)に国、県の事業として建設されました。平成8年(1996)から平成10年(1998)にかけて再整備され、周囲に植栽が施された気持ちの良い散策コースとなっています。、また南端は逆さ富士が美しく映る絶好の撮影ポイントとして知られています。

雲で富士山が見えませんでしたので2021年1月2日撮影の写真を載せておきます。
三嶋大社。楽寿園、源兵衛川のアクセス
電車でのアクセス:JR三島駅、新幹線 三島駅 徒歩5分から20分
車でのアクセス:東名沼津IC→伊豆縦貫道・三島塚原ICで降り、国道一号線(三島市街方面)へ→三島玉川交差点を右折→直進→三島駅前交差点を左折→楽寿園駅前入園口を通り過ぎ、清水銀行様の角を左折→右手に楽寿園専用駐車場
駐車場
源兵衛川 駐車場:駐車場アキツバ
三嶋大社駐車場:約55台 300円/1時間(小型車)(令和8年4月 1日以降)
楽寿園駐車場:2時間まで200円、以降30分毎に50円(駐車場のみの利用はできません)
大型バス:13台 1,000円/1時間
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夏は暑い!頭が暑い、そんな時は
楽しかった旅、記憶の残すには記録に残そう
